ケース4
歯が並ぶスペースが足りない。 9歳から15歳まで発育をサポートしました。
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初診時の写真で示すように、口が半開きになっていました。
歯列不正に口唇力が弱い事が関与していると考え、リップデカムで口唇圧を測定することにしました。
リップデカム
口唇の圧力は歯並びに大きな影響を与えます。
その値を機械によって計測します。
コンピューターに計測データを記録します。
その結果から、パタカラ療法を行いました。
口唇力は、徐々にアップして、数ヶ月で写真の様に口が閉じられるようになりました。
パタカラ療法
リップデカム(口唇力計測器)で口唇力を測定したところ、口を閉鎖する力が弱いことが判明。
筋機能療法の一種であるパタカラ療法を行いました。
それと同時に取り外しのきく拡大床矯正装置を上下顎に入れて、歯列を押し拡げてもらいました。
口から外して、写真のようにネジを患者さんご自身で拡げていってもらいます。
毎日、少しずつ行います。
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7ヶ月間で横に約4mm顎が拡がり、大体歯が並ぶスペースが出来ました。13歳になるまで経過観察を行いました。
13歳時に上下の噛み合わせを高くするために、クリアブラケットを用いた頬側矯正を行いました。
矯正期間は、8ヶ月でした
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奥歯がしっかりしたのが分かります。