ケース4
10年前から、咬合違和感が生じる。顎が落ち着かない。
その後数件の歯科を受診するが、症状は改善ぜず。来院時の訴えは、顎の痛み、咬合不安定、それに伴い生じる身体のがたつき、多数の歯にわたる冷温痛と咬合痛、歯肉腫脹。
来院時の写真を見ると下顎の前歯が長くアンバランスなのが分かります。
これは噛み合わせが高過ぎるために生じています。治療後の写真と比較すると明かです。
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オクルーザーのデータを比較すると、治療前に左の方に偏っていた咬合力が、治療後はバランス良く回復しているのが分かります。
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治療過程
不適切な高さを是正するために、クラウンを外します。
外したクラウンです。
次に治療用の歯で、適正な噛み合わせになるよう調整していきます。
それと並行して、むし歯と歯周病の治療もしていきます。
調整途中の写真です。
CTのデータや各種検査で適切な噛み合わせを診断します。
最終的なクラウンに置き換えていきます。
このケースでは、歯列矯正は行っていません。
1ヶ月に2回の受診で、全治療期間は12ヶ月でした。