実際のテスト風景
▲患者さんの左手に調べたいものを置き(写真左)、指の筋力の強さを調べます(写真右)。
抜歯部分にインプラント治療を希望されていた方
バイ・ディジタルO−リングテストで、インプラントの適合試験をおこなったところ、インプラントの主な素材であるチタンで陽性反応がでて、インプラント治療を断念し、ブリッジ治療に移行。
患者さん自身は、今まで金属アレルギーの既往がなかった(自覚がなかった)ので、その結果に戸惑い、納得のいかない様子でした。
バイ・ディジタルO−リングテストの後すぐに、この患者さんは、内科クリニックに勤務されている関係で、個人的に血液検査をして金属アレルギーの有無を調べたそうです。
その結果が陽性で、バイ・ディジタルO−リングテストの結果と一致したことを大変驚いていました。
インプラント治療ができなかったことは、残念でしたが、その代わりにきれいなセラミックス製ブリッジが入って、患者さんも喜んでおられました。
当院では、他にも飲み薬のアレルギーや麻酔薬による事故をなくすために、バイ・ディジタルO−リングテストをフル活用しています。
金属のイオン化
「貸そうかな、まああてにすんな、ひどすぎる借金」
この語呂合わせを覚えていらっしゃる方はいますか?
金属にはイオン化傾向という性質があり、種類によってイオン化しやすいものとしにくいものに分けられます。
金属の中でもイオン化しやすいものとしにくいものがあります。
金・白金は高価だから貴金属というのではなく、イオン化しにくい(酸化しにくい)からなのです。